そら飛ぶ映画好きのひとりごと。

感想は抽象的であり、単なる感想に過ぎません。

もののけ姫

昨日のナウシカに引き続き、もののけ姫を観た。

やはり大きなスクリーンで、良い音響で映画を観ることは素晴らしい。家のテレビでCMを挟みながら観るのとは訳が違う。

ジブリといえば音楽だろう。心に残る曲がいくつもある。特に、もののけ姫の音楽は秀でて美しいと思う。それを映画館の音響で聞くことができただけでも、価値のある体験だった。

 

昨日のナウシカとは違って、本日は泣くほどに衝撃を受けなかった。なぜだろう?とずっと考えている。ナウシカもののけ姫も描かれているテーマは似ている。自然と人間。文明と破壊。だが、もののけ姫は感動はしたが、ナウシカほどではなかった。

理由を考えてみたが、ナウシカは「人間は自然を破壊する野蛮な存在」である感じを突きつけられたようであり、ナウシカという女神のような超人的な一人の者が犠牲になる姿を見せつけられる。一方もののけ姫の場合は、確かに同じことを突きつけられるが、戦ったのちに人間と自然が共存していこうという結果に落ち着いていた。傷つけてきた自然から許しを得て、神から自然を譲り受けたような最後だった。もののけ姫には「答え」が描かれ、完結していたからか?それとも、前日にナウシカの衝撃を受け色々と考えているうちにもう十分に満たされてしまったのかもしれない。

どちらが優れているか比較したいわけではない。どちらも奥深い物語で考えさせられるので、非常に興味深い作品であることは言うまでもなく、名作と言える。

 

ナウシカもののけ姫、と観てきて、神話について勉強したくなってきた。もののけ姫について理解を深めるには、神話というよりは宗教と日本史を勉強するべきかもしれない。

 

とにかく映画を観て理解をするには知識がいる。私は昔から映画を好きであったが、社会人になる前までに突き詰めてこなかったし、数も多く観てこなかった。理系だったということもあり、歴史の知識も浅い。(理系ということを言い訳にするのは良くないのかもしれないが…)大人になって働きながら勉強するには時間が足りない気がしてしまい追い詰められるような感覚だ。

小さな頃から映画に触れてきた著名人の話を聞くと少し羨ましくもある。経験する機会があったことはとても恵まれている。

果たして、私はそういった人たちに追いつけるだろうか?深みの境地に達することができるだろうか。もっと頑張らないとな、と思うのである。

 

本日は疲れてしまったので考察ができない〜