マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー Mamma Mia! Here We go
出演:リリー・ジェイムズ、メリル・ストリープ、アマンダ・セイフリッド、コリン・ファース、一作目でのおなじみのキャストたち
アメリカでの公開が今年の7月なので、日本での公開がとても早いですね。
一作目の公開:2008年
笑いあり涙ありで、ミュージカルの楽しげな感じも味わうことができ、楽しかったです。
何よりいいのが、やはり、ABBAの曲ですね。
冒頭で、ソフィ(アマンダ・セイフリッド)が I have a dreamを口ずさむのですが映画の出だしとして良いなと思いました。この曲は歌詞もメロディも素敵で、アマンダの高くて透き通るような声ととても合います。前作のオープニングとエンディングで流れていたかな。ソフィが船に乗っているシーンですね。
そしてリリー・ジェイムズ!ケネス・ブラナー監督の、実写版シンデレラは結構話題になっていたと思いますが、その時にシンデレラの代表曲、A dream is a wish your heart makesを歌っていました。彼女は歌が相当上手いことを知っていましたが、ABBAの曲と彼女の声やテクニックがマッチしていてとても感激しました。めちゃくちゃ上手いじゃないか!また、歌えるだけでなく、運動神経も良いんですよ。ミュージカル映画どんどん出て欲しいです。
本当に多彩な女優ですね。
リリーのI have a dreamもアマンダと違った良さがあって本当に心を打たれるような歌声でした。
アマンダは細くて高くて透き通るような歌声ですが、リリーはもう少し力強さがあり、若干ハスキーボイスです。まさにドナ(ソフィの母親)の人柄に合っていると思います。
楽曲一覧です。
- When I kissed the teacher
- I wonder
- One of us
- Waterloo
- Why did it have to be me?
- I have a dream
- Kisses of fire
- Andante, andante
- The name of the game
- Knowing me, knowing you
- Mamma mia
- Angel eyes
- Dancing queen
- I've be waiting for you
- Fernando
- My love, my life
- Super trouper
- The day before you came
一作目の続きになっていて、主にソフィの母親ドナの日記に書かれた過去の回想といった感じでした。
ABBAの歌詞のストーリーに、登場人物たちのストーリーを重ねる形なので、なんとなく、無理矢理感はどうしてもあるんだろうな、というのは一作目から思っていました。
この映画の魅力は、ストーリーというよりも、オスカーを獲得するようなレベルの超有名俳優たちがABBAの曲を歌う!ってところにあると思います。
メリル・ストリープなんて、現代においてものすごい評価されている超すごい女優です…!彼女が陽気にSuper trouperとか歌ってるんですよ。めちゃすごいですよ。
そして、一作目の公開が2008年と10年も前になるので、今回はそのキャストが10年の歳月を経てまた集結してるってところに感動があります。
みんなちょっとずつ老けていて、なんだかときの流れを感じてジーンとしました。
なんかみんなが集まってるだけで泣けそうな感じでしたよ。
といっても私は、公開当初まだ10代前半の子供で、劇場で観てないですが…(笑)初めて観たのは大学2、3年生くらいだったかなぁ!
マンマ・ミーアの歴史が浅い私でも、おぉ、あの顔ぶれが集結してるって思ってうるっときちゃうくらいだから、リアルタイムで観てたマンマ・ミーア世代(?)の方々は感動が大きいのだろうなと、周りのお姉様方が鼻をすすってるのを聞きながら思いました。
あと、前作のマンマ・ミーアは家の小さいテレビ画面でしか観たことのなかった私は、映画は大画面で観るのがやはり一番だ!と改めて感じました。
当然だけど、迫力、盛り上がりが全く違う。楽しさも倍増です。
ドナの母親として、シェールという歌手が出演しているのですが、私は彼女のことをこの映画で初めて知りました。
あまりにも大物感が漂っていたので、何者なのか気になって気になってしょうがなかったです。彼女が歌うフェルナンドは、かっこよかったです。どこから声出てんの…?みたいな力強さと場数を踏んできたであろう重鎮感漂いまくりでした。
この映画は歌が最も良いですが、これは現代人を励ますようなテーマが描かれていおり、その点もなかなか良いと思います。
自分のしたいことをして、社会の常識とされるような枠に捉われることなく、
“自由”に生きる!